EAを二つ入れたいのに、注文が混ざらないか、片方の損失がもう片方を止めないか不安ではありませんか。設定画面だけを見て始めると、各EAが正常でも口座全体では想定外のリスクを抱えます。この記事では、同じ口座で複数EAを動かせる条件と、分けるべきケースを判断できる形に整理します。
EAは複数を同じ口座で動かせますが、専用口座のほうが管理しやすくなります#
結論から言えば、複数EAの同居は技術上可能です。ただし、EAごとに注文を識別できること、証拠金と保有ポジションを合わせて管理できること、口座全体を対象にした停止処理が衝突しないことが条件です。
チャートを分けても、売買資金まで分かれるわけではありません。同じ口座にあるEAは、有効証拠金、余剰証拠金、含み損益を共有します。片方がポジションを増やせば、もう片方が注文できる余力は減ります。
迷うなら口座を分けてください。とくに初回稼働、損失上限の考え方が異なるEA、同じ銘柄を扱うEAは、専用口座にすると原因を追いやすくなります。GEAR 71も、他EA・手動ポジション・未決済注文がない専用口座でのデモ確認を運用手順としています。
マジックナンバーだけでは干渉を防ぎ切れません#
マジックナンバーは、EAが自分の注文を見分けるための識別子です。異なるEAが別の値を使い、それぞれが自分の注文だけを決済・変更する設計なら、注文単位の混同を避けやすくなります。
GEAR 71のマジックナンバーは標準で710071です。同居を検討するなら、もう一方のEAと値が重複していないかを確認してください。利用者が値を変えられるか、固定値かも確認対象です。
ただし、識別子が別でも口座資金は共通です。また、EAが口座全体のポジション数、損失額、エクイティを参照して停止や決済を行う場合、別EAの取引が判定へ影響する可能性があります。マジックナンバーの違いだけで「干渉なし」と判断してはいけません。
GEAR 71の仕様と運用条件は、専用口座で動かす条件を確認するから確認できます。
証拠金と最大保有数はEAを合算して考えます#
複数EAを同じ口座へ入れるときは、各EAを単独で見た必要資金を並べるだけでは足りません。同時にポジションを持つ場面を想定し、含み損が重なる余地と注文余力を口座単位で見ます。
GEAR 71は最大6ポジションの同時保有を実測しています。これは常時その数を保有するという意味ではありません。同居先のEAも複数保有するなら、重なった場面を含めてデモ口座で確認する必要があります。単独運用では通った注文が、同居後も同じ条件で通るとは限りません。
確認せずに本番へ移すと、証拠金不足による注文見送り、スプレッド拡大時の負担増、損失監視の早期作動などが起こり得ます。個別EAのバックテストが良好でも、同居運用の結果を示すものにはなりません。
同居か口座分離かはチェックリストで決められます#
次の項目をコピーし、すべて確認できた場合だけ同居を検討してください。ひとつでも不明なら、口座分離が安全管理の出発点になります。
- [ ] 各EAのマジックナンバーが重複していない
- [ ] 各EAが他の注文を決済・変更しない仕様だと確認した
- [ ] 口座全体を対象にする損失停止や一括決済の有無を確認した
- [ ] 対象銘柄が重なる場合の売買方向と保有方法を確認した
- [ ] 同時保有を合算しても証拠金に余裕がある
- [ ] 手動ポジションと未決済注文を混在させない運用にした
- [ ] VPS停止、通信切断、注文拒否をログで見つけられる
- [ ] 本番と同じ口座方式、銘柄名、ロット設定でデモ稼働した
同居を選ぶ理由が「口座を増やすのが面倒」だけなら、分ける価値があります。口座別の損益とログを見れば、どのEAが注文し、どのEAが停止したかを切り分けやすくなるからです。
GEAR 71は他EAと混ぜずにデモから確認してください#
GEAR 71はGOLDのM15専用です。日足とM15の状態を使って売買候補を選び、注文前には証拠金、保有状況、安全条件を確認します。さらに、ポジション単位と口座全体の損失を監視します。別EAの注文や含み損を同じ口座へ入れると、製品単体を前提にした確認から外れます。
まずJPY建て・ヘッジ方式のデモ口座を用意し、銘柄名がGOLDであることを確かめます。ほかのEA、手動ポジション、未決済注文を置かず、標準設定でスプレッド、注文拒否、ログ、保有状況を見てください。実口座へ移す場合も最小ロットから始めます。
同じ口座に複数EAを詰め込む前に、ひとつずつ挙動を確認する。その手間が、損失の原因を追えない状態を防ぎます。GEAR 71の条件を見てから運用方法を決める。