ゴールドEAのロットを感覚で上げると、利益より先に含み損の振れ幅が膨らみます。「資金が増えたからロットも倍でいい」と決めた瞬間、想定外の複数保有や停止水準があなたの資金を圧迫するかもしれません。
この記事では、ゴールドEAのロット計算を、資金比例の式、最大ドローダウン(DD)、同時保有数の順で整理します。最後には、そのままコピーして使える確認表も用意しました。
ゴールドEAのロット計算は「基準資金との比率」から始める#
EAに基準証拠金と基準ロットが示されているなら、最初の計算は次の形です。
設定ロット = 運用資金 ÷ 基準証拠金 × 基準ロット
GEAR 71の標準値は、基準証拠金1,000,000円に対して基準ロット0.01 lotです。したがって、1,000,000円で標準運用する出発点は0.01 lotになります。基準ロットと基準証拠金は入力画面で変更できます。
ただし、この式が示すのは資金に対する倍率です。許容できる損失額までは決めてくれません。GOLDの銘柄仕様、スプレッド、約定、口座通貨の換算によって結果は変わるため、別のEAへ同じ式をそのまま流用するのも危険です。
次は、その倍率が過去検証でどれだけDDを動かしたかを確認しましょう。
利益より先に最大DDを計算する#
GEAR 71のロット別比較では、XMTrading、GOLD M15、2022年1月3日〜2026年7月17日、100%リアルティック、初期証拠金1,000,000円、レバレッジ1:1000という同一条件で、基準ロットだけを変更しました。
| 基準ロット | 純利益 | 内部最大DD | 初期証拠金比 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 0.01 | 4,801,000円 | 158,616円 | 15.86% | PASS |
| 0.02 | 9,383,881円 | 317,231円 | 31.72% | PASS |
| 0.03 | 13,962,338円 | 475,847円 | 47.58% | PASS |
| 0.04 | 18,618,050円 | 634,463円 | 63.45% | PASS |
| 0.05 | 23,387,262円 | 793,077円 | 79.31% | PASS |
利益はロットにほぼ比例しましたが、内部最大DDも0.01 lotから0.05 lotでほぼ5倍になりました。0.05 lotは口座全体の80%停止水準まで6,923円しか残りません。テスト上の判定がPASSでも、余裕のある設定とは限らないのです。
0.01 lotの同条件テストは3,709回、PF1.7659、最終残高5,801,000円でした。これは過去の検証結果であり、将来の利益や損失額を保証しません。数字の大きな純利益だけを見ず、あなたが耐えられるDD額と比率を先に選んでください。
ロット別の検証条件と運用設計を確かめるなら、GEAR 71の製品情報を今すぐ確認するへ進めます。次は、計算式だけでは見落とす複数ポジションの負荷を見ていきます。
同時保有数と損失制御をロット計算へ入れる#
ゴールドEAでは、表示された基準ロットが口座全体の最大保有量とは限りません。GEAR 71は非ナンピン・非マーチンですが、最大6ポジションの同時保有を実測しています。複数保有は、独立シグナルまたは含み益方向の条件成立時に発生し、逆行したポジションを救う買い増し・売り増しではありません。
それでも、保有が重なれば必要証拠金と損益の振れは増えます。標準の損失制御には、1ポジションの損失上限率10%と、運用中のエクイティ高値から80%低下した場合の口座全停止があります。1ポジションの標準上限は、内部基準残高200,000円に対して約20,000円です。
ロットを上げる前に、単発の損失だけでなく、複数ポジションが並ぶ局面と口座全体の停止条件まで確認してください。ここを飛ばすと、証拠金不足による注文スキップや、想定より早い全停止につながり得ます。
次のチェック表を使えば、運用開始前の見落としを一つずつ潰せます。
コピーして使えるロット判断チェックリスト#
以下をメモへ貼り付け、すべて確認してからロットを決めてください。
- [ ] EAの基準証拠金と基準ロットを確認した
- [ ]
運用資金 ÷ 基準証拠金 × 基準ロットで出発点を計算した - [ ] 同じ資金・銘柄・期間・口座条件の最大DDを確認した
- [ ] 最大同時保有数と、追加注文の条件を確認した
- [ ] 1ポジションと口座全体の損失停止条件を確認した
- [ ] ブローカーのGOLD銘柄仕様、スプレッド、必要証拠金を確認した
- [ ] 他EA、手動ポジション、未決済注文のない専用デモ口座を用意した
- [ ] 最小ロットで注文拒否、ログ、保有数を確認した
GEAR 71なら、XMのJPY建て・ヘッジ方式デモ口座で銘柄名が正確にGOLDであることを確かめ、GOLD M15へ適用します。実口座へ移す場合も最小ロットから始める手順です。
チェックが一つでも空欄なら、ロットを上げる前に条件を確認する理由があります。次は、判断材料となる検証量を見て、数字の読み違いを防ぎましょう。
検証量を確認し、ロットを決めたらデモで確かめる#
GEAR 71は、2026年7月24日時点の保存記録として、226の番号付き研究世代、224本のMT5 HTMLレポート、85のMT5試験プロファイル、51のモンテカルロ証拠を持ちます。これらは保存成果物の数であり、総テスト回数ではありません。
標準バックテストはXM、GOLD M15、2020年1月1日〜2026年7月17日、初期証拠金1,000,000円、基準ロット0.01 lotで5,408回を取引し、PF1.7239、最大エクイティDD158,616円でした。MT5ヒストリー品質は36%リアルティックです。別の100%リアルティック区間では、2024年1月1日〜2026年7月17日の発注評価で2,240回、PF1.8070、最大エクイティDD158,616円を記録しました。
さらに、標準バックテストの取引列を使った1,000,000経路のブロック・モンテカルロでは、初期証拠金1,000,000円に対し、破綻率0%、初期証拠金を超えるDD 0%、DD停止到達率0%、最終損益がプラスの経路100%でした。これは過去の取引順序を組み替えた統計検証で、未知の相場、価格ギャップ、通信障害、ブローカー破綻は再現していません。
ロット計算は、式を出した時点では終わりません。検証条件を読み、あなたのデモ口座で約定と保有を確認して初めて、実運用を判断できます。GEAR 71の条件を確認し、最小ロットのデモ検証を今すぐ始める。